みなさんこんにちは。
ダイエットするなら空腹時の方が効率いい派VS空腹時は筋肉の分解が進むから非効率派
の争いは今もなおアメリカの大統領選くらいバッチバチに行われていますが、皆さんはどっち派ですか?
今回はこのテーマについて少し深堀しつつ、なるべくわかりやすく書いてみたいと思います。
結論:空腹時の運動の方が脂肪をエネルギーに変えてくれる
結論から書くと、血液中に糖がある状態より完全に空腹の状態の方が脂肪燃焼効率がいいという研究結果が発表されています。なので、脂肪燃焼を目的とした運動の場合、食後よりも食前に行うことが効率的ということになります。
ただし、空腹時の運動がストレスとなり、反動で終わってから大量に食事を摂ってしまうような人は、少し食事を摂った方が結果的には効率的となる場合があります。
空腹時に運動したら筋肉が減るのは事実か
人間の運動時の初動は、血中や肝臓に蓄えられた糖質をエネルギーに変えて活動します。それが枯渇すると脂肪に蓄えられているグリセロールや筋肉内のアミノ酸をエネルギーに変えて活動を継続します。これを「糖新生」といいます。
この糖新生でアミノ酸を使うことから糖が少ないと糖新生が起きやすい=空腹だと筋肉が分解されてしまう。という解釈になったわけです。
ですが、実は…そんな簡単に筋肉は減らないことがわかっています。空腹から12時間程度は筋肉は減らない、減ったとしても微々たる量である。ということもわかっています。
なので、朝起きてすぐに運動しても、夜ご飯前に運動しても筋肉量はそんな簡単には減らないということです。
筋肉は減らないがパワーは出ない
空腹時に運動しても筋肉の分解は簡単には起きないが、空腹で集中力が下がると筋肉の出力が低下したり、長時間継続できないことがあるため、普段のトレーニングがこなせないことで筋肉が分解されているのではないかと感じる場合があります。
せっかく運動するのであれば、できるだけ質が高い方がいいわけですから、必ずしも空腹時にすることが正義というわけでないことは理解しておきましょう。
まとめ
・空腹時に運動したら脂肪燃焼効率は上がる
・空腹時に運動しても筋肉は簡単には減らない
・空腹で集中できないなら、少し食べてから運動する
以上、論争はこれにて終結。
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